ニキビ跡とは?
ニキビ跡とは、ニキビが治ったあと、皮膚に赤みや色素沈着が残ったり、クレーター状の凸凹が出来てしまったりする状態を指す言葉です。特に、炎症が酷いニキビはニキビ跡になってしまう可能性が高いと言えます。
一度ニキビ跡が出来てしまうと、元通りの状態に戻すのには時間がかかります。そのため、ニキビが出来た段階で適切なケアを行い、ニキビ跡を作らないようにすることが大切です。
ニキビ跡が出来る原因
ニキビ跡が出来る原因としては、以下のようなものが挙げられます。
炎症後紅斑
炎症後紅斑とは、赤みのあるニキビ跡のことです。その名の通り、炎症によって皮膚がダメージを受け、皮膚の下にある血管が透けて見えることで、赤い部分が目立つようになってしまった状態をいいます。
軽症であれば数週間程度で自然に治癒しますが、表皮の内側にある真皮まで炎症が広がってしまった場合は、長期間に渡って赤みが残ってしまうケースもあります。
色素沈着
色素沈着とは、茶色いシミのようなニキビ跡のことです。ニキビによって皮膚が炎症を起こすと、シミのもとになるメラニンが過剰に生成されます。このメラニンによって、色素沈着が引き起こされてしまうのです。
炎症後紅斑と同様、程度の軽い色素沈着であれば時間の経過と共に少しずつ目立たなくなっていきますが、真皮にまでメラニンが沈着してしまった場合は、自然治癒せずシミや肝斑に移行してしまうこともあります。
陥没性瘢痕
ニキビを爪などで潰してしまったり、炎症が起きているのに放置したりすると、ニキビが出来た場所の皮膚が凹んでしまう場合があります。そのような皮膚の凹みを陥没性瘢痕と呼びます。
陥没性瘢痕になってしまうと自然と元に戻る可能性は低いため、皮膚科や美容外科で治療を受ける必要があります。
肥厚性瘢痕・ケロイド
前述の陥没性瘢痕とは逆に、ニキビ跡がしこりになったり、膨らんだりしてしまった状態を肥厚性瘢痕と呼びます。ニキビでダメージを受けた皮膚が再生する過程で、コラーゲンが過剰に生成されることが原因と考えられています。
また、赤みが強いものや、痛みを伴うものなどはケロイドと呼ばれます。陥没性瘢痕と同様に、肥厚性瘢痕やケロイドも自然治癒は難しく、元の状態に戻るまでには数か月~数年単位での治療が必要です。
ニキビ跡が出来やすい場所
ニキビが発生する場所であれば、ニキビ跡は基本的にはどこにでも出来る可能性があります。中でも皮脂腺の多いこめかみ・額・頬などはクレーター状のニキビ跡(陥没性瘢痕)が出来やすいと言われています。
また、いわゆる「大人ニキビ」が出来やすいフェイスラインも、ニキビ跡が残りやすい場所の一つです。ホルモンバランスや生活リズムの乱れなどが原因で生じる大人ニキビは炎症を伴いやすく、さらに思春期の頃に比べて肌の代謝機能も低下しているため、ニキビ跡が残ってしまいやすいと考えられています。
ニキビ跡になりやすいニキビとは?
ニキビには、その状態によっていくつかの種類があります。炎症を起こしているニキビは「赤ニキビ」、炎症が悪化して化膿したニキビは「黄ニキビ」、さらに炎症が酷くなり膿や血が溜まったニキビは「紫ニキビ」と呼ばれます。これらのニキビはニキビ跡になりやすいニキビといえます。
一方、毛穴に皮脂が溜まった状態の「白ニキビ」や、白ニキビが悪化した状態の「黒ニキビ」は皮膚に炎症が起きているわけではないため、基本的にニキビ跡は残りません。
ニキビ跡の予防方法
ニキビ跡を予防するための方法は、ニキビの種類によって異なります。
赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビの場合
赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビが出来てしまった場合は、できるだけ早期に炎症を抑えることが大切です。炎症の状態が酷くなればなるほど、ニキビ跡が残る可能性も高くなります。ニキビの炎症を早期に鎮めるには、市販の塗り薬を使用するほかに、皮膚科や美容皮膚科を受診するのも効果的です。皮膚科や美容皮膚科では塗り薬だけでなく、内服薬や漢方薬を使って体の内側から治療することも可能です。
白ニキビの場合
白ニキビは、赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビのように炎症が起きているわけではないので、そのまま治癒すればニキビ跡は残りません。そのため、白ニキビが出来てしまった場合は皮膚を清潔に保つなどして、それ以上ニキビを悪化させないことが大切です。
皮膚科や美容皮膚科では、専用の器具を使って毛穴に詰まった皮脂を押し出す「ニキビ圧出」や、古い角質を除去する「ケミカルピーリング」などを受けることができます。白ニキビが気になる方は、自分でニキビを潰そうとせずに、専門医を受診すると良いでしょう。
黒ニキビの場合
黒ニキビとは、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒く変色した状態を指します。白ニキビが悪化すると黒ニキビになると考えられています。黒ニキビも白ニキビ同様、そのまま治癒すればニキビ跡は残りません。
ただし、爪などで皮脂を無理やり押し出そうとすると炎症を引き起こし、赤ニキビや黄ニキビになってしまうリスクがあるため注意が必要です。皮膚科や美容皮膚科で処置を受けることで、ニキビ跡を残さずに治すことが可能とされています。
ニキビ跡を消す治療方法
ニキビ跡を消すための治療方法にはいくつかの種類があります。
美容皮膚科を受診する
ニキビ跡は、軽度の赤みや色素沈着などを除くと、セルフケアで消すことは難しいのが現実です。本気でニキビ跡を消したいのであれば、美容皮膚科の受診をおすすめします。
一般の皮膚科で行われている保険診療では、ニキビ跡を十分に治療することができません。その点、美容皮膚科では自由診療でさまざまな最新治療を受けることが可能です。
美容皮膚科で受けられる治療方法
美容皮膚科で受けられるニキビ跡の治療方法には、以下のようなものがあります。
レーザー治療
レーザー治療は、赤みのあるニキビ跡におすすめの治療方法です。赤い色素に反応するレーザーを患部に照射し、炎症によって拡張した毛細血管を閉塞させることで、赤みを抑える効果が期待できます。治療直後~数日間は赤みや腫れが残るダウンタイムが必要です。
LED治療
高輝度LEDライトをニキビ跡に照射することで、赤みや色素沈着を改善する治療方法です。痛みやダウンタイムがなく、照射直後からメイクをすることも可能なので、忙しい方でも気軽に受けることができます。
さらに、ニキビ跡の治療だけでなく、ニキビの炎症抑制・アクネ菌(ニキビの原因菌)の増殖抑制・肌のキメやハリUPなど、さまざまな美肌効果が得られるのも利点です。
イオン導入
大人ニキビの原因にもなる男性ホルモンを抑える成分や、ビタミンC誘導体などの有効成分を配合した導入液を、特殊な機械を使って真皮にまで浸透させる治療方法です。
表皮に塗布する数十倍の浸透効果があり、ニキビ跡の改善に有効です。
メソフェイシャル
メソフェイシャルとは、特殊な電磁パルスによって細胞膜に一時的な隙間を作り、肌の奥深くにまで美容成分を導入する治療方法です。「針を使わない注射器」とも言われており、肌へのダメージや痛みは一切なく、施術直後からメイクをすることも可能です。
ニキビ跡の改善以外に、しわの改善・ハリや弾力UP・毛穴の引き締め・美白効果などを得ることができます。
レーザートーニング
レーザートーニングは、出力を低めに抑えたレーザーを面で照射し、色素沈着の原因になるメラニンを少しずつ減少させていく治療方法です。レーザーのパワーを抑えているのでダウンタイムや施術後の痛みなどもほとんどないのが特徴です。
メラニンの減少により、ニキビ跡の色素沈着を目立たなくする効果が期待できます。
ピーリング治療
ピーリング治療とは、グリコール酸やサリチル酸などの薬剤を皮膚に塗布して古くなった肌の角質を除去する治療方法です。また、肌のターンオーバーを整えてニキビなどの肌トラブルが起きにくい肌環境を作ります。
軽度のニキビ跡であればピーリング治療によって改善が期待できます。一方、陥没性瘢痕や肥厚性瘢痕にはレーザー治療などが必要となるケースもあります。
自分で出来るニキビ跡のケア方法
軽度のニキビ跡であれば、セルフケアでもある程度改善することが可能です。ここでは、自宅で気軽に取り入れられるケア方法をご紹介します。
紫外線対策をする
紫外線を浴びると、表皮と真皮の間にあるメラノサイト(メラニン色素産生細胞)が刺激を受け、メラニン色素が生成されます。メラニン色素には有害な紫外線を吸収して肌を守るという作用があります。しかし、紫外線を浴びすぎるとメラニン色素が過剰に生成され、シミなどの原因になってしまうのです。
また、紫外線にはすでにあるメラニン色素を酸化させる作用があります。そのため、紫外線を浴びると、ニキビ跡の色素沈着が悪化して、黒ずんでしまう恐れがあるのです。
ニキビ跡をケアするためには、一年を通して日焼け止めを塗る・陽射しの強い季節は日傘や帽子を使うなど、日頃から紫外線対策をしっかり行う必要があります。
保湿をする
肌が乾燥していると、バリア機能が低下し、紫外線や摩擦など外部の影響を受けやすくなります。バリア機能を改善し、ターンオーバーを促すためには、肌の保湿が大切です。
化粧水は保湿効果の高いものを選ぶようにすると良いでしょう。また、化粧水で保湿をしたあとは、美容液や乳液、クリームなどを使い、油分で肌に「蓋」をすることも大切です。
角質ケアをする
肌の表面に古い角質が溜まっていると、ニキビ跡の色素沈着が改善されないだけでなく、肌がくすむ原因にもなります。角質ケアで古い角質を取り除くことで、ターンオーバーが促され、肌全体のトーンアップ効果が期待できます。
ただし、スクラブやピーリングによる角質ケアは、使い方を間違えると肌に負担を与え、ニキビ跡の悪化や炎症などトラブルの原因にもなりかねません。自分でケアをする場合は、塗るだけでケアができる角質美容水などを使うと良いでしょう。
正しい洗顔方法を心がける
日々のスキンケアに欠かせない洗顔ですが、必要以上に皮脂を落としてしまうと、逆に肌にダメージを与えてしまいかねません。肌にダメージが蓄積すると、ニキビ跡が悪化したり、新たなニキビの発生につながったりする可能性があります。
洗浄力が強すぎる洗顔料の使用は避ける・1日に何度も洗うなど過度な洗顔はしない・たっぷりの泡で優しく包み込むように洗うなど、日頃から正しい洗顔方法を心がけることが重要です。
摩擦や刺激を避ける
摩擦や刺激は肌にダメージを与え、ニキビ跡の色素沈着などを悪化させる恐れがあります。特に最近は日常的にマスクをつけることで、摩擦や刺激による肌トラブルに悩む方も増えています。
不織布マスクの下に肌に優しい素材の布やマスクを一枚挟むなど、できるだけ摩擦や刺激を避けることが、肌の健康を守ることにつながります。
ビタミンを摂取する
体の内側からニキビ跡をケアすることも大切です。特に、日頃の食生活でビタミンを積極的に摂取することは肌の回復に効果的です。
美白効果のあるビタミンCを多く含む食物にはレモンやイチゴが挙げられます。また、ビタミンEを多く含むナッツ類やゴマ、ビタミンBを多く含む納豆やレバーなども、ニキビ跡の改善には有効です。
市販の美白アイテムを利用する
時間や費用の問題でなかなか美容皮膚科に通うことができないという場合は、市販の美白アイテムを利用するのも一つの方法です。ビタミンC誘導体やハイドロキノンといった有効成分を配合した化粧水・美容液などを使用することで、ニキビ跡の症状を和らげる効果が期待できます。
ニキビ跡にはさまざまな種類があり、症状によって対策も異なります。ニキビ跡をきれいに消したいのであれば、症状に合った対策をしっかり選ぶことが大切です。
上記にご紹介した内容を参考に、ニキビ跡の正しいケアを実践してみていただければと思います。
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